Career

女性活躍推進

仕事をもっと楽しみたい。
好きなことを
追求し続ければ、
結果はついてくる。

2020年新卒入社
明治大学 総合数理学部

入社するまでのこと

事象を数学的に解き明かし、
プログラムで再現する。

大学時代は折り紙の研究をしていました。折り方の違いによって異なる立方体を作る展開図を見つけるため、まずは手作業で折って感覚をつかみました。その過程をプログラムで再現し、手作業では見つからないパターンを探す研究に熱中しました。就職活動では、可能性を広げようと、理系職種にこだわらず営業職や企画職も含めて幅広く企業を見ていました。SOLIZEに興味を持ったきっかけは、CAD設計の1dayインターンシップに参加したことです。設計もおもしろかったのですが、面接が進むなかでMBD(モデルベース開発)という仕事があることを知り、興味を持つようになりました。

MBDのシミュレーションは、ものごとの事象を紐解きプログラムで再現するという点で、これまで大学で取り組んできた研究と近い世界だと感じたからです。やはり数学やプログラミングの知識を活かせる技術職のほうが自分に合っており、やりたいことだと気づきました。3ヶ月の研修とOJTでシステム構築の一通りの流れを学んだあと、自動車のシミュレーションツールの開発やデータ解析業務を担当するようになりました。

忘れられない仕事エピソード

研修担当を任されたことが、
自分の殻を破るきっかけに。

業務では、シミュレーションツールを使って検証やデータ解析を行い、開発にかかるコスト削減を目指しています。車両セットアップをその都度変更して評価や検証をするところを、パラメータを変えてシミュレーションすることで、要望に合った車両セットアップのスペックをある程度予測できるようになりました。データを解析し、少しずつ数値を変えながら検証を繰り返す地道な作業も多いですが、私はもともとこうした研究が好きで、結果を予測しながら最適な値を見つけていく作業におもしろさを感じています。

仕事の転機は、入社5年目に新人研修の担当を任されたことです。それまで自分のペースで作業を進めることに慣れていましたが、研修担当になったことで、相手を意識して行動することの大切さに気づきました。お客さまが相手であれば専門用語で会話できますが、初心者に理解できるように説明するには工夫が必要です。また、理解の度合いも人それぞれ異なるため、思いどおりのペースで進めることができず、状況に応じて柔軟に対応することの重要性も学びました。結果として、仕事をしていくうえで重要なリーダーシップを意識するようになりました。

キャリアデザインについて

常に相手を
意識して仕事をする。

この先のキャリアについてはまだ明確には決めていませんが、ものづくりの世界で、自分が楽しいと感じられる仕事をこれからも追求していきたいという強い想いを持っています。経験を積み重ねながら、自分にできることを増やしていきたいと考えています。研修を任されたことで視野が広がったように、一つひとつの経験が着実に次につながることを実感しているので、まずは目の前の業務に全力で取り組みます。

シミュレーションには無数のパターンが考えられるため、うまくいったことも、うまくいかなかったことも事例として蓄積しておくことで、仕事の精度を高めることができます。現在は3人のチームで密に情報共有をしながら仕事を進めており、知見が着実に蓄積されているため、万一間違った方向に進んだとしても、素早く軌道修正できています。私が大事にしているのは、常に相手の存在を意識することです。お客さまに対しても、チームに対しても、全員が仕事をしやすくなり、全員が「よかった」と感じられる環境を目指して仕事に取り組んでいます。

これから実現したいこと

人とのつながりを大切にしたい。

上司との距離の近さが、会社の大きな魅力だと感じています。社長や役員とも「さん付け」で呼び合う風土があり、「こうしてみたい」と自分の意見をアピールすれば、すぐに上まで声が届く実感があります。たとえば社長の堤さんとの面談の際に、自分の部署には女性が少ないため、「女性のメンターが欲しい」と相談したところ、すぐに会議を設定していただけました。産休・育休を取得して職場復帰した女性社員と接点ができ、実体験を聞くことができたのは、将来の参考になりました。その後も定期的に会話を続けており、何かあったときにすぐ相談できる安心感があります。

仕事は楽しくなければ意味がありません。楽しくなければ続けていくこともできないので、おもしろさを見つけてモチベーションを高めたり、自分のやりたいことを積極的に探したりするよう心がけています。嬉しいのは、自分が作ったモデルがうまくいったときです。どんな課題でも、必ず解決方法はあると思っています。「なんとなくできた」ではなく、確信を持って課題を解決できたときには、やりきったという達成感を得られます。そんな瞬間をこれからも何度も経験していきたいです。まだまだ成長の途上ですが、これからも人とのつながりを大切にしたいと思います。

趣味や好きなこと

大学時代にはじめたボルダリングが好きで、今も週に2回ほどジムに通っています。登りながらパズルを解くような要素もあり、理系の常連さんも多いので、話が合うのも楽しいポイントです。年齢を重ねても種目を変えて長く楽しめるスポーツなので、これからも続けていきたいと思っています。